迫力満点!歯の化石ずらり ティラノサウルスも 葛生化石館

歯をテーマにした企画展

 動物の歯に関する化石や資料など計116点を集めた企画展「歯の進化の話〜今も昔も歯が命〜」が、佐野市葛生1丁目の市葛生化石館で開かれている。

 既に絶滅してしまったティラノサウルスの鋭くて大きい歯や、洗濯板のような溝が特徴的な長さ約20センチほどのナウマンゾウの歯の化石は迫力満点だ。

 また、300本近い歯が並ぶホオジロザメの歯の化石など、現在も生息している動物のものも展示されている。

 同館の奥村(おくむら)よほ子(こ)学芸員(43)は「歯はその硬さゆえに、化石として残りやすい。研究でも重要視され、人間が生きる上でも必要不可欠な部位である歯への理解を深めてほしい」と話している。

 11月23日まで。月曜日、祝日の翌日は休館。入館無料。午前9時〜午後5時。(問)同館0283.86.3332。

展示室で化石を眺める来館者
展示室で化石を眺める来館者

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