コメの販売額栃木県内トップのJAなすの管内で30日、コシヒカリの稲刈りが始まった。
同JA管内で最も早い収穫を迎えたのは、大田原市滝岡、農業関谷明政(せきやあきまさ)さん(41)方。約40ヘクタールにコシヒカリと県オリジナル品種「とちぎの星」を作付けする大規模農家で、4月5日に田植えを始めた。
小雨が降ったこの日の気温は20度ほど。黄金色の田んぼを吹き抜ける風に秋の気配を感じる中、コンバインに乗った関谷さんは1時間ほどで約35アールの稲を刈り取った。
作業を手伝った関谷さんの父規一(きいち)さん(73)は「今年は梅雨が早く明けて天気もよく、おいしいコメができた」と笑顔を見せた。
稲刈りは10月上旬ごろまで続く。