側溝の鉄製ふた11枚が盗難被害 那須塩原、転売目的か

 那須塩原市寺子の市道で、側溝に取り付けられていた格子状の鉄製ふた(グレーチング)計11枚(計約22万円相当)が盗まれたことが30日までに、市への取材で分かった。那須塩原署は転売目的を視野に窃盗事件として捜査している。

 市によると、パトロール中の市職員が16日、被害に気が付いた。ふたは1枚縦41センチ、横50センチ、厚さ10センチで重さ約10キロ。市は翌17日、同署に被害届を提出した。

 市内での鉄製ふたの盗難は本年度2回目。前回は6月に同市越堀の市道で6枚がなくなった。

 今回の被害現場でふたの再設置は約3週間後の見込み。市はふたがない側溝周辺にコーン標識を置いて注意を促し、現場付近のパトロールを強化する。

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