「当選金もらうため」詐欺疑う 岡山のコンビニ店員2人に感謝状

荻野署長(左)から感謝状を受け取る斉藤さん

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、岡山西署は30日、ローソン岡山大元駅前店(岡山市北区西古松)と店員の斉藤純子さん(48)、岸本志穂さん(46)に感謝状を贈った。

 同署によると、2人は19日午前、1万円分の電子マネーを買った50代男性から使い方を尋ねられ、購入理由を確認。「当選金2千万円をもらうため」などと話したため、詐欺を疑い110番した。

 同署で荻野英俊署長が2人とオーナーの藤原路代さん(72)に感謝状を手渡した。斉藤さんと岸本さんは「詐欺の手口を知るきっかけになった。怪しいと感じたらすぐに警察に相談したい」と話していた。

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