岡山県内最低賃金892円に改定 10月から、過去最大30円増

岡山労働局などが入る岡山第2合同庁舎

 岡山労働局は31日、県内の最低賃金を現行の時給862円から30円引き上げ、892円に改定すると発表した。10月1日から適用する。時給で示す方式となった2002年度以降で最大の上げ幅となった。

 改定額は岡山地方最低賃金審議会が8月5日、岡山労働局長に答申していた。その後、県内の労働関係4団体や個人が引き上げ額が不十分などとして異議を申し立てたが、同審議会は答申通りの決定が適当と判断した。

 これまでで最大の増額幅は21年度の28円だった。

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