JR宇都宮駅西口デッキでイベント ライブ、飲食…国体に合わせ「おもてなし」

宮染めを手にPRする実行委のメンバーら

 【宇都宮】大学生や地域住民らで組織する「ペデフェス!実行委員会」は8月31日、「いちご一会とちぎ国体」に合わせて9月30日から10月11日まで、JR宇都宮駅西口ペデストリアンデッキで歓迎イベント「ペデフェス!~いちご一会とちぎ国体おもてなしイベント2022」を開催すると発表した。会場を宇都宮の伝統工芸「宮染め」で装飾し、路上ライブや飲食ブースでもてなす。実行委は協賛団体などを募っている。

 宇都宮共和大シティキャンパスでこの日、実行委の栗原伸一(くりはらしんいち)会長(73)や同大西山ゼミ所属の学生らが記者会見した。

 イベントは、ペデストリアンデッキを憩いの場として有効活用し、全国からやってくる選手や観客に市や県の魅力をアピールすることが狙い。期間中は会場を「黄ぶな広場」と称し、黄ぶなの絵をプリントした宮染めで装飾する。

 30日~10月2日の3日間は、県内アーティストらが出演する「おもてなし路上ライブ」、本県の地酒や飲食物を販売する「とちぎ地元の酒で乾杯フェスタ」、プロジェクションマッピングなど多彩な催しを行う。

 事業費は100万円ほど必要になるが、現時点で約20万円しか調達のめどが立っていないという。実行委は協賛団体を募っているほか、今月上旬からクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」でも支援を求める。手紙や宮染めなどの返礼品がある。

 実行委副会長で同大シティライフ学部3年の石川裕也(いしかわゆうや)さん(21)は「国体を学生の手で盛り上げ、やって良かったと言われるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 イベントは入場無料。(問)石川さん080.8735.1087。

発表記者会見であいさつする栗原会長(右端)

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