鬼怒川有料道路が無料化 10月1日から 県に管理移管

 県道路公社は31日までに、日光市内の鬼怒川有料道路(シルクウェイ)の管理を10月1日に県へ移管し、通行が無料になると発表した。1992年の供用開始以来、30年間の料金徴収期間を終える。

 同道路は、同市小佐越から鬼怒川温泉滝の延長1.7キロ。首都圏方面から鬼怒川温泉などへのアクセス性や地域の産業振興、生活の利便性の向上につなげるため整備された。総工費は約56億円。

 通行料金は普通車260円、大型車Ⅰ420円、大型車Ⅱ950円。未使用の回数券については、9月1日から来年2月末まで払い戻しに対応する。同公社は「引き続き多くの方に利用してもらいたい」としている。

 同公社管理道路の移管、無料化は2020年の日塩有料道路以来となる。

 

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