新幹線「かもめ」デザインのタクシー出発式 長崎 ラッキー自動車

西九州新幹線のラッピングタクシーの前でテープカットする関係者=JR長崎駅

 23日に開業する西九州新幹線かもめの車両をデザインしたラッピングタクシーの出発式が1日、長崎市尾上町のJR長崎駅であった。ラッキー自動車(同市)が1年間、10台を走らせる。タクシーを利用した旅行商品のキャンペーンも同日から始まった。
 新幹線開業をPRし、県内旅行需要を高めようと同社がJR九州に提案。JR九州が8月から、西九州新幹線のプロモーションに用いている新幹線かもめの広報素材を、タクシーの車体に大きくプリントした。
 出発式で、同社の川添暢也社長は「新型コロナ禍や燃料費高騰など厳しい状況だが、新幹線開業は明るい材料。盛り上げていきたい」とあいさつ。関係者のテープカットを合図に、タクシーが出発した。
 新幹線開業に合わせ、同社では市内をタクシーで周遊する日帰りプランの提供を開始。県の旅行割引キャンペーン「ふるさとで“心呼吸”の旅」が30日まで適用できる。


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