“B1昇格”へ意欲 長崎ヴェルカ、スローガンは「NEXT LEVEL」

メディア発表会で登壇した新加入の(左から)ウィタカ、アギラール、ヘディング=佐世保市内

 30日に開幕するバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の2022~23年シーズンに臨む長崎ヴェルカは2日、佐世保市内でメディア発表会を開き、選手、スタッフがリーグ優勝と1部(B1)昇格へ向けた決意を述べた。
 昨季の21~22シーズンからBリーグ3部(B3)に参戦したヴェルカは、45勝3敗と圧倒的な強さで優勝。B2昇格を決めた。岩下英樹社長は「(長崎市、佐世保市の)優勝パレードは本当に感動した。あの時間をまた1年後に再現できるよう全力を尽くす」と言葉に力を込めた。
 今季のチームスローガンは「NEXTLEVEL(ネクストレベル)」。伊藤拓摩ゼネラルマネジャー(GM)は「“格が違う”という意味もある。チーム、事業、演出とすべての面で昨年からレベルアップさせる」と意気込んだ。
 発表会には、ウィタカケンタ、ジョーダン・ヘディング、パブロ・アギラールの新加入3選手も参加。元スペイン代表でB1川崎から移籍したアギラールは「優勝に向けて毎日ベストを尽くし、少しでも手助けできるように頑張る」と気持ちを新たにしていた。
 8月下旬に選手13人全員が合流。チームは10日にアウェーでB1の滋賀、16、17日に諫早市中央体育館で島根とのプレシーズンマッチを予定している。前田健滋朗監督は「攻撃のスピード感は求めているものが出てきている。チームと個人でそれぞれの武器を磨いていきたい」と手応えをつかんでいる様子だった。


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