眼鏡橋をライトアップ 世界アルツハイマー月間に合わせ 諫早、30日まで

オレンジ色にライトアップされた眼鏡橋=諫早市

 長崎県諫早市は9月の世界アルツハイマー月間に合わせ、国指定重要文化財「眼鏡橋」(同市高城町)を認知症サポートのシンボルカラーであるオレンジ色でライトアップする取り組みを始めた。日没から午後10時までで初めての企画。市内の4図書館(諫早、たらみ、西諫早、森山)では認知症に関するコーナーを設けている。いずれも30日まで。
 国際アルツハイマー病協会は世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月を世界アルツハイマー月間、同21日を世界アルツハイマーデーとし、啓発に当たっている。市は、諫早のシンボルである眼鏡橋をライトアップの場所に選んだ。
 西九州新幹線開業が迫る諫早駅でもミニチュア眼鏡橋をライトアップ(12~21日)。1階交流広場で認知症の症状を分かりやすく伝える4こま漫画をモニター放映(12~21日)するほか、3階自由通路では認知症の進行や状態に合わせて受けられる医療・介護・福祉などについて紹介するパネル展(同)を予定している。
 市は「認知症になった方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、市民の皆さんに認知症への正しい知識と理解を深めてほしい」としている。

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