酒井宏樹、ハノーファー移籍から10年!今こそ推したい「懐かしユニフォーム」

ちょっと懐かしのユニフォームをさらっと軽くご紹介する「Qoly × LFB Vintage ブログ」のQoly版。

今回は10年前に欧州に渡った酒井宏樹選手(浦和レッズ)の、ハノーファー時代のユニフォームを届けします。

ハノーファー96 2012-13 Jako サード半袖 ユニフォーム #4 SAKAI 酒井宏樹

ブンデスリーガ1部を9位で終えた12-13シーズンのサードユニフォーム。ホワイトを基調に滲ませるような2色のボーダーというデザインは、シンプルで品のある美しさです。

12-13シーズン当時はブンデスリーガに日本人選手が増え始めた頃。ハノーファーの試合もテレビでも放送され、ライブでどの日本人選手の試合を見るか頭を悩ませていた時代でした。

酒井選手が移籍するまでは、恥ずかしながら「96」のエンブレムと少々変わったデザインの胸スポンサーロゴ以外、ほとんど知らなかったチーム。ちょっとユルさを感じるスポンサーロゴは妙に印象的でした。

この不思議なロゴマーク。一体何の企業かと気になっていた方も案外多かったのではないでしょうか。当時のスポンサー企業はドイツの旅行会社「TUI(トゥイ)」でした。イングランドのトッテナム・ホットスパーも2000年代前半に同じロゴを付けていましたが、あちらはTUIの関連企業です。

12-13シーズン前半は適応ややに苦しんでいた印象の酒井選手でしたが、後半戦に突入すると出場機会が増加。最終的にはリーグ13試合に出場して1年目を終えています。

ハノーファーのエンブレムは数字の「96」をデザインたシンプルなもの。ご想像の通りこれはクラブ創設年(1896年)を表しています。どことなくアメリカのルート標識(道路のルート看板)のようなデザインは一度見たら忘れません。

創設当時のエンブレムはいかにも欧州的な盾形デザインでしたが、1962年から現在のような「円形の96」デザインを使用しています。ハノーファー以外にもドイツのクラブチームには、文字や数字を組み合せたシンプルなデザインのエンブレムが多いですね。

ハノーファーのチームカラーはグリーン、ブラック、ホワイト。意外ですがホームキットのレッドはクラブの色ではありません。その意味で「緑・黒・白」のサードキットは、ハノーファーらしい色の組み合わせと言えます。

13-14シーズン以降は不動のレギュラーと言ってもよい存在となり、2016年には名門マルセイユへ移籍。酒井選手がドイツのピッチに立ってから10年ですが、このユニフォームを眺めていると当時のブンデスリーガの様々な記憶もよみがえります。

そんな12-13シーズンのハノーファー酒井モデル。「Qoly × LFB Vintage」で新品が入手可能です。

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