岡山県は7日、県内の市町村や国出先機関と5月27日に行った「県下統一ノーマイカーデー」の結果をまとめた。普段は自動車で通勤する職員2303人が公共交通機関や自転車を利用し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を約8.4トン(前回約9トン)削減できたとした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに実施し、県と全27市町村、国出先10機関が参加した。マイカーの使用距離は計4万6239キロ減り、ガソリン換算で3620リットルの節減となった。CO2削減量はおおむね一般家庭千世帯の1日の排出量に相当するという。
ノーマイカーデーは2007年に開始。今回は代替通勤手段がない職員を除く対象者のうち、65.2%(前回71.5%)が参加した。県環境企画課は「県や市町村が率先することで、環境負荷軽減の取り組みを県全体に広げていきたい」としている。