プレミアで最もイケてるユニフォーム!ファッション誌が選ぶとこうなる

2022-23シーズンが開幕したプレミアリーグ。

ファッション誌『British GQ』が格付けした全20チームのユニフォームランキングを見てみよう(ホームユニ限定)。

20位 ウォルヴァーハンプトン

クラブカラーを讃えるというよりも、スポンサーの受け皿としてデザインされたようなユニフォーム。

19位 ニューカッスル

ヴィンテージな黒と白のストライプをもっと大胆にアレンジしてほしかったが、それ以外は完璧に中位チームのデザイン。

18位 リーズ

オンラインベッティング会社であるスポンサー『SBOTOP』が白いリーズのユニフォームを支配。この創造性の欠如はファッション部門でも間違いなく降格候補だ。

17位 フラム

チームカラーである黒白ならダイナミックなユニフォームになるはずだが、悲しいことにスポンサーロゴに占領されている。金が全てじゃないはずだ。

16位 エヴァートン

クラシカルな青と白のストライプに何か異常なものが隠れている。幾何学模様のグラフィックが水たまりのように揺らめいているぞ。

15位 アストン・ヴィラ

創意工夫のないクラレットとブルーの一着。よく見ると身頃にV字のグラフィックが入っている。

14位 レスター

レトロなスポーツ調の白がこのクラシカルなブルーのユニフォームを一風変わったものにしている。

13位 サウサンプトン

クラシックな赤と白のストライプだが(幅が)デカイ。今回はストライプを反転させ、大胆な赤のストライプを中央に走らせた。

葛飾北斎からインスパイアされたような波模様のアウェイユニ(上記写真)は全く別の惑星にいるよう。

12位 ブライトン

ブライトンは「Fatboy Slim」を起用して新ユニフォームを発表した。クラシックな青と白のストライプはそのままだが、どでかい2つのストライプが黄色で縁取りされているのが特徴的。

11位 チェルシー

かつてのロシアの支援者(ロマン・アブラモヴィッチ前オーナー)についてはあまり語らないほうがいいだろう。

なぜなら、このシンプルな新ユニフォームは伝統的な青でありながら、今年はやや異なる色合いをしているからである。雲ひとつない青空を思わせるような紺碧な色合いだ。

10位 トッテナム

白を基調としたシンプルなユニフォームに大胆な蛍光イエローで襟と袖にパイピングを施した。

サッカーユニフォームとしては驚くほど上品。ひねりの効いたクラシックなデザインは、「Paul Smith」が思い付いたかのようだ。

9位 ノッティンガム・フォレスト

かつて強豪であるフォレストのトップリーグ復帰を祝うかのようにクリーンさとシンプルさを維持。ガリバルディレッドを基調にしつつ、スポンサーがないことでさらにクールな仕上がりに。

8位 ウェストハム

クラシックな赤と青のユニフォームながら、肩に2022年のグラフィティなディティールが施されている。

我がファッション界では、これを慣例のアップデートと言う。大胆でありながらありふれていない、お気に入りだ。

7位 マンチェスター・ユナイテッド

ユナイテッドもシェヴロンパターンを施した襟付きのユニフォームでレトロな手法をとった。

エリック・カントナのように襟を立てるのはどの選手だろうか。我々は中盤のダイナモであるブルーノ・フェルナンデスに賭ける。

6位 ブレントフォード

今季も昨季と同じデザインを保ち、クラシックさをとどめている。ファンから金を巻き上げないこの革新的な行動は環境的にも非常によろしい(合成繊維はリサイクルするのが難しい)。

5位 マンチェスター・シティ

このレトロスタイルのユニユニフォームは、非常に愛された1967~71年のチームとその象徴だったコリン・ベルを思い起こさせる。

ポイントはクラブエンブレムをユニフォームの中央に配置したこと。ペップ着任以降のように常に勝ちまくっていたわけではないことを思い出させてくれる。

4位 クリスタル・パレス

ジャンボサイズのクレヨンでクラブ本社の誰かがデザインしたような仕上がりだ。

特徴的な赤と青のストライプが間違って着色されたように見えるこのデザインは他に説明のしようがない。理由はどうあれ、この無計画な自由奔放さは気に入った。

3位 ボーンマス

稲妻のようなジグザグなストライプのデザインは、80年代の「Missoni」の派手なヴィンテージシャツのようなハイファッションな大胆さを持っている。

(Missoniはイタリアのファッションブランド)

2位 リヴァプール

このユニフォームに派手なグラフィックや邪魔なパイピングはない。リヴァプールレッド、そして、ピュアで誇り高いサッカーユニフォームだ。

1位 アーセナル

プレミアシップのソーホーハウスであるというアーセナルのブルジョアな地位に忠実に沿った仕上がり。

アーセナルのユニフォームはスタジアム外でも着たくなるという実績がある。ジグザグのパイピングが施された白の襟は今にも飛び出してきそうだ。サードユニフォームのミレニアルピンクもいい。

(そのサードユニがこちら)

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今季のベストに選ばれたのは、日本代表DF冨安健洋も所属するアーセナル。個性的なデザインも多いアウェイやサードも格付けして欲しいところだ。

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