読書習慣身に付けよう 大和市、子どもが訪れる飲食店や商業施設などに絵本棚を設置

市内の飲食店内に設置された絵本棚(大和市提供)

 神奈川県大和市は、絵本に接する機会を増やし読書習慣を身に付けてもらおうと、市内の店舗などに絵本棚を設置する「まちなか絵本スポット事業」を進めている。

 市によると、同事業は子どもたちが訪れる飲食店や商業施設、医療機関などを対象に設置希望者を募集して実施。棚は幅36センチ、奥行き37センチ、高さ37センチの木箱。収納する絵本は市立図書館の蔵書で最長1年間貸与する。

 絵本の選定は図書館司書が行い、子どもたちの年齢層に合わせて3パターンを用意。絵本棚に入れて約30冊のセットで希望者に届ける仕組み。8月現在で、13事業者の応募があり、施設内の一角に順次設置、閲覧されている。市は最大50カ所の設置を目指しているという。

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