気象庁の9月20日午前6時時点の実況によると、大型の台風14号(ナンマドル)は宮城県大崎市を1時間に75キロの速さで東北東に進んでいる。今夜には温帯低気圧に変わるとみられる。予想進路について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。⇒台風15号発生の可能性、後半の3連休に日本接近か
気象庁の進路予想
気象庁によると20日午前6時現在、台風14号の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。北西側750キロ以内、南東側650キロ以内は風速15キロ以上の強風域。20日午前7時時点では気仙沼市まで進んでいるとみられる。
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気象庁の予想進路を見ると、北東寄りに進み続け20日午後6時には根室市の東南東約270キロに進み、温帯低気圧に変わるとみられる。
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大雨
21日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方 120ミリ 東海地方、東北地方 100ミリ 北海道地方 80ミリ
21日午前6時までの24時間に予想される雨量
北陸地方、東北地方、北海道地方 100~150ミリ 東海地方、関東甲信地方 50~100ミリ
※いずれも多い所の予想雨量
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。
風の予想
20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北陸地方、東北地方 25メートル(35メートル) 関東甲信地方、北海道地方23メートル(35メートル)
20日に予想される波の高さは、
中国地方、近畿地方 7メートル 北陸地方、関東甲信地方、東北地方、北海道地方 6メートル 東海地方 5メートル
米軍(JTWC)の見方は(※参考)
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、気象庁の予報と同様に、台風14号は北東に進み、20日に東北地方を横断するとみているようだ。
中心付近の風の強さの予測
9月20日午前3時:23メートル 9月20日午後3時:21メートル 9月21日午前3時:15メートル
「ナンマドル」の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ナンマドル」の命名国はミクロネシアで、ポンペイ島にある「ナンマトル」という遺跡に由来する。