幸運舞い込む? ピンクのバッタ 美咲の中学生、自宅近くで発見

美咲町で見つかったピンク色のバッタ

 岡山県美咲町立旭中(西川)1年の神浦晴安さん(13)が自宅近くの草むらで全身ピンク色のバッタを見つけた。「幸運が舞い込んできそう」と大切に飼っている。

 10日午前8時ごろ、散歩中に草の上に見慣れない“色”を発見。「小さな花かと思った。動いていたので、びっくりした」と神浦さん。体長約2センチの幼虫。周辺は自然が豊かで、カブトムシなどをよく捕まえるが「ピンク色のバッタを見たのは初めて」。飼育ケースに入れ、新鮮な草を与えている。

 倉敷市立自然史博物館(同市中央)の奥島雄一学芸員は「種類はまだ分からないが、バッタがワインレッドやピンク色になるは数パーセントの確率。珍しい色といえる」と解説する。

 神浦さんは「かわいいけれど、しばらく飼ったら自然に帰そうと思う」と優しく見つめていた。

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