来春の長崎市長選 田上氏「11月以降に判断」

 長崎市の田上富久市長は14日の定例市議会一般質問で、来年4月の任期満了に伴う市長選について「西九州新幹線の開業効果を高めるための事業などが落ち着いた後、適切な時期に判断したい」と述べ、出馬への明言を避けた。浅田五郎議員(憲政会)に答えた。
 田上市長は終了後、報道陣に対し、一段落する11月以降に「自分の考えを整理し、後援会や支援者にも相談したい」と語った。
 市内では新幹線の開業効果を高めるため、「長崎ベイサイドフェスティバル」(10月27~31日)などが開催予定。会長を務める九州市長会総会(同18、19日、大分県別府市)や、平和首長会議総会(同19、20日、広島市)など重要な会議も控える。
 次期市長選を巡っては、今のところ目立った動きは見られない。


© 株式会社長崎新聞社