入館者200万人記念 長崎原爆追悼平和祈念館でセレモニー

高比良館長と記念写真に納まる李さん(中央)、松本さん(右)親子=長崎市、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

 長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の入館者が14日、累計200万人を突破し、記念のセレモニーがあった。
 200万人目の入館者は神戸市から旅行で訪れた李坤明さん(53)と松本太樹さん(17)親子。高比良則安館長から認定書が渡された。オリジナルトートバッグや長崎平和推進協会のオリジナルTシャツ、原爆被爆記録写真集なども贈られた。
 李さんは「戦争の悲惨さを忘れないように、若い世代に伝えていきたい」と感想。松本さんは「学校や教科書で学んではいたが、実際に現地に来てすぐそばに悲惨な現状を感じ、身が引き締まった」と気持ちを新たにしていた。
 同館は2003年7月開館。17年10月に150万人を突破していた。


© 株式会社長崎新聞社