台風14号 三連休の列島を縦断 広範囲に影響

台風14号は先ほど午前9時に、強い勢力から非常に強い勢力になりました。
現在、大型で非常に強い台風14号が日本列島に近づいています。
このあとも勢力を保ったまま、連休初日のあす17日(土)、沖縄から奄美、九州南部に接近。その後、18日(日)には九州北部に接近した後、20日(火)ごろにかけて進路を次第に東よりに変えるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で台風の影響を受ける見込みです。
台風が強い勢力以上の強さで上陸した場合には、令和元年の台風19号(東日本台風)以来ということになります。
今回の特徴は、台風の影響が沖縄や奄美、西日本から北日本にかけてと、ほぼ全国的に拡大するということ。西日本や東日本を進んでいるうちは動きが遅いため、影響が長引くということ。そして、台風から離れた所でも大雨や暴風などに警戒が必要だということが挙げられます。
台風から遠いからと油断せず、連休に入る前の今のうちに台風への備えをお願いします。

気象予報士・多胡 安那

画像について:16日午前9時の台風14号の位置と進路予想。

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