JR雀宮駅前に「居場所」できた 子ども向け、NPOが開設 宇都宮

JR雀宮駅前に開所した子どもの居場所

 【宇都宮】子どもや保護者が気軽に集える場をつくろうと、NPO法人雀宮まちづくりプロジェクトはこのほど、JR雀宮駅前に子どもの居場所「こどもてらす」を開所した。週1回、放課後に小中学生に開放するほか、月1回は「こども食堂」も実施する。

 2015年に廃止された旧JAうつのみや雀宮支所の建物を利用。市の補助金を活用し、同法人スタッフやボランティア約20人が運営に関わる。

 建物内には駄菓子屋コーナーのほか、子どもたちが遊びや宿題をして自由に過ごせる畳スペースを設置。元教員らによる子育て相談も行う。初日の7日は22人の子どもが訪れた。

 同法人の稲葉豊(いなばゆたか)代表(74)は「子どもや子育ての困難に気づき、働きかけ、支援につなげられる場になれば」と話している。

 開放日は毎週水曜午後3〜6時。子ども食堂は第4水曜午後6〜8時。ボランティアも募集している。

 (問)こどもてらす090.3310.1903。

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