書、工芸、写真 創意光る秀作競演 県展岡山会場2期、18日限り

漢字や仮名の秀作がそろう県展書道後期の会場=県天神山文化プラザ

 第73回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)の岡山会場2期は18日限り。岡山市北区天神町の県立美術館、県天神山文化プラザの両会場には16日も美術ファンらが訪れ、創意が光る秀作の競演を楽しんでいた。

 全6部門で出品数が最多の書道部門は、1期から入賞・入選作を入れ替えた700点をプラザに展示。気品あふれる仮名、剛柔自在の線が躍動する漢字の力作を、入場者は熱心に鑑賞していた。

 知人の作品を見に訪れた岡山市南区の男性(84)は「日頃の研さんが伝わってくる作品ばかり。力強くも美しい字を見ていると心が和みます」と話していた。

 美術館には工芸、写真部門の計259点が並ぶ。

 岡山会場の後は津山会場(1期22~26日、2期29日~10月3日)に巡回する。

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