G7保健相会合「公衆衛生 貢献したまち」 厚労相、長崎開催の意義言及

 加藤勝信厚生労働相は16日の閣議後記者会見で、来年5月の広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)に伴い、保健相会合が長崎市で開催される意義に言及し「世界の公衆衛生分野の発展に貢献してきたまちであり、国際社会における感染症対策の議論を行うにふさわしい」と述べた。
 加藤氏は、長崎の「観光の魅力」に触れた上で「高度感染症研究センターや熱帯医学研究所を有する長崎大を中心に、世界の医療、公衆衛生分野の発展に貢献してきた」と指摘。議題については「G7共通の課題としてコロナ禍を踏まえ設定していく」と語った。
 今後、省内に「準備本部」を設置し、開催地の自治体と連携しながら準備を進める方針も示した。

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