故郷で見せた勇姿 水沼初V 県勢優勝5種目目【動画】

成年男子100メートルバタフライ決勝 力泳する水沼=日環アリーナ栃木屋内水泳場

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」会期前競技第7日は17日、日環アリーナ栃木屋内水泳場で競泳を行い、成年男子100メートルバタフライで今夏の世界選手権銀メダリストの水沼尚輝(みずぬまなおき)(栃木県真岡市出身、新潟医療福祉大職員)が初優勝を果たした。会期前競技の優勝は5種目目で競泳は第1号。

 このほか栃木県勢の入賞は少年男子B100メートルバタフライの阿部匠真(あべたくま)(大田原高)が7位。少年男子A800メートルリレーの本県(松下知之(まつしたともゆき)、蓮沼椋祐(はすぬまりょうすけ)、斉藤優太(さいとうゆうた)、福田奈央(ふくだなお))と、少年女子B100メートル自由形の鈴木里歩(すずきりほ)(作新学院高)が共に8位に入った。

 水沼は予選を51秒98のトップで通過。決勝は前半を5位で折り返すと、得意の後半で一気に伸びて栄冠を手にした。レース後のインタビューでは「この故郷で皆さんに勇姿を見せられたことをうれしく思う」と笑顔を見せた。

 県勢のほか、成年男子200メートル個人メドレーに今夏の世界選手権銅メダルの瀬戸大也(せとだいや)(埼玉)が登場。決勝は1分56秒27と、大会記録に迫る好タイムで圧勝した。またこの日は競泳初日で開始式も開催。水沼と少年女子の赤羽沙也加(あかばねさやか)(黒磯南高)が選手宣誓を行った。

 大会第8日は18日、同会場で競泳、小山市の県南体育館で新体操を行う。

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