白金台の「八芳園」で牛乳イベント 生乳産出額全国2位をPR 那須塩原

イベントで販売される那須塩原ブランド認定品(八芳園提供)

 【那須塩原】市は21~25日の5日間、結婚式場「八芳園(はっぽうえん)」の東京都港区白金台にあるショールーム「八芳園MuSuBu(むすぶ)」で市産生乳の魅力を発信するイベント「ミルクから広がる新しい世界」を開く。牛乳、チーズなどの乳製品やカフェメニューの販売を通じ、生乳産出額全国2位の実績をPRする。

 昨夏の東京五輪・パラリンピックでオーストリアのホストタウンを務めた市は、市産農産物の販路拡大や市のプロモーション強化を目的に八芳園とホストタウン事業で連携し、昨年10月にMuSuBuでの直売イベントを初開催。今年1月、同社とパートナーシップ協定を締結した。

 2回目となる今回の直売イベントでは市産の農畜産物や乳製品などの加工品を販売するほか、地元産のチーズとワインやクラフトビールとのペアリング(食べ合わせ)を体験できるコーナー(23~25日)を設置。全国のパンに精通したパンディレクター大谷(おおたに)りえ子(こ)さんが地元産牛乳のおいしさを引き立てるえりすぐりのパンを紹介し、牛乳や那須野ケ原牛などの市産食材を使ったオリジナルカフェメニューも提供する。

 市農務畜産課の松本仁一(まつもとじんいち)課長(55)は「那須塩原の牛乳や乳製品の魅力を都内で直接PRできる貴重な機会。多くの方に足を運んでもらいたい」と期待していた。時間は午前11時~午後6時(カフェスペースは同7時まで)。

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