採血者に好みの古本プレゼント 献血ルーム「ももたろう」初企画

好みの古本を探す献血協力者=献血ルーム「ももたろう」

 献血に協力してもらおうと岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)は19日から、献血ルーム「ももたろう」(同表町)で採血した人を対象に古本をプレゼントするキャンペーンを始めた。

 赤十字関係者や献血者から提供を受けた漫画や図鑑、小説といった古本約2千300冊をももたろうの休憩所に用意。献血を終えた人たちは好みの本を選び、その場で読んだり、持ち帰ったりした。

 400ミリリットルを採血した女性(41)=同市北区=は「いろいろ種類があって選ぶのに迷う。ごみ減量化にもつながる良い取り組みですね」と話していた。

 新型コロナウイルス下で外出を自粛する人や移動献血車による採血の中止が増え、血液確保に苦慮していることから初企画。成分献血を含めた協力者に対し、1回につき3冊まで贈る。本の提供も同ルーム(086―225―6301)で受け付けている。

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