「世界のナベサダ」熱演 1800人酔いしれる

地元合唱団の子どもたちと共演する渡辺貞夫さん(最前列中央)=19日午後、宇都宮市文化会館大ホール

 宇都宮市文化会館の開館40周年記念公演「渡辺貞夫(わたなべさだお)と子どもたち〜シェア ザ ワールド〜こころつないで」が19日、同市明保野町の同館で開かれ、約1800人が熱演に酔いしれた。

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 同市出身のサックス奏者の渡辺さん(89)は2021年に音楽生活70周年を迎え、世界を舞台に精力的な演奏活動を続けている。

 この日は、渡辺さんにゆかりのある青少年ブラジリアン・パーカッション・グループ「ESCOLA JAFRO(エスコーラジャフロ)」や「上三川少年少女合唱団」の子どもたちも出演。サックスの音色と打楽器の迫力ある響き、子どもたちの澄んだ歌声が力強いハーモニーを奏でた。

 渡辺さんの長年のファンという川崎市、会社員石井優治(いしいまさはる)さん(57)は「子どもたちとの公演を見たのは初めて。予想をはるかに超える演奏で感動した」と話した。

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