田川で宮秋祭開催 屋台やライブで秋の夜盛り上げ 宇都宮共和大の学生ら

宮秋祭の会場となる田川遊歩道で清掃などを行う宇都宮共和大の学生たち

 【宇都宮】宇都宮共和大の学生らでつくる街づくり団体「U-City Planning(UCP)」は23日、JR宇都宮駅西口の宮の橋付近の田川遊歩道で「宮秋祭」を開催する。かつて宮の橋周辺に並んでいた屋台にちなんで赤ちょうちんを飾り、飲食屋台と音楽のライブで秋の夜長を盛り上げる。

 学生らはこれまで田川を活用した街の活性化に取り組み、田川で映画上映会や「宮sakura祭」などを実施してきた。6月、より広い活動も視野にUCPを発足。8月の「宮夏祭」を計画したが、新型コロナウイルスの感染者増加で延期し宮秋祭の開催となった。

 祭りの会場は宮の橋から幸橋までの東側の遊歩道。県内の飲食店など約15店舗が出店し、ヒップホップやバンド演奏6組が出演する。また1994年に撤去された宮の橋屋台の雰囲気を赤ちょうちんで演出する。

 16日、同大の学生15人は宇都宮建設業協会の協力を得て、遊歩道のごみ拾いや土の除去などを行い、祭りに備えた。同大3年宇梶宏海(うかじひろうみ)代表(20)は「音楽を聞きながらおいしいお酒と食事を楽しんでほしい」と話している。

 正午〜午後8時。雨天中止。(問)宇梶代表080.1230.1017。

宮秋祭のポスター

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