持続化給付金詐欺で全国初摘発の弁護士 初公判で「すべて認めます 申し訳ございませんでした」

21日、新型コロナ対策の持続化給付金などをだまし取った罪に問われた弁護士など男2人の初公判が開かれました。このうち弁護士は起訴内容を認めました。

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起訴状によりますと、東広島市の弁護士・加島 康介 被告(47)と広島市の会社役員・熊本 俊二 被告(57)は共謀し、おととし、要件を満たすかのように装って申請した持続化給付金と家賃支援給付金、合わせておよそ1160万円をだまし取ったとされています。

21日の初公判で、加島被告は、「すべて認めます。申し訳ございませんでした」と起訴内容を認めました。

熊本被告は、事件に関わったことを認めた一方で、「申請の手伝いをしただけ」と従属的な立場だったことを主張しました。

検察側は、これまでの調べで、だまし取った給付金の使い道について加島被告が「個人的な支出に使った。100万・200万円は融資金の返済に充てるつもりだった」と述べた供述調書を読み上げました。

次の裁判は、11月2日に開かれる予定です。

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