台風15号 神奈川でも被害 総雨量、相模原で150ミリ

横浜地方気象台(資料写真)

 台風15号などの影響で、神奈川県内では24日、局地的に激しい雨が降った。県と横浜地方気象台は、横浜市南部と鎌倉、逗子、小田原の各市、中井町に警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報を発表。横浜市内では、住宅脇の擁壁が倒壊するなどの被害が出た。

 県内では、台風が接近した未明を中心に活発な雨雲がかかり続け、小田原市と中井町には午前3時半ごろに土砂災害警戒情報が出された。横浜、鎌倉、逗子の各市に同情報が発表されたのは、台風が温帯低気圧に変わった後の正午近くだった。横浜市と鎌倉市は避難指示を発令、崖近くの住民らに安全確保を呼びかけた。

 気象台によると、降り始めからの総雨量は24日午後7時現在、相模原市中央区で150.0ミリに達した。箱根町が137.0ミリ、海老名市では116.5ミリ、横浜市中区は78.5ミリだった。

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