天皇陛下を心待ちに とちぎ国体ロイヤルボックス完成【動画】

ロイヤルボックス下で行われた植花作業=26日午後3時25分、カンセキスタジアムとちぎ

 「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」の主会場となる宇都宮市西川田4丁目のカンセキスタジアムとちぎで26日、天皇陛下が座られるロイヤルボックスが完成した。県産ヒノキや大谷石が使用され、ボックス下の壁面はベゴニアの真っ赤な花で彩っている。

 天皇陛下は10月1日の国体総合開会式に出席し、この席からお言葉を述べる予定となっている。フィールドを一望できるメインスタンドに設置。壁に県産ヒノキをふんだんに用いた。

 壁面には縦約3メートル、横約16メートルの花壇を設け、大谷石で囲った。約1500のベゴニアの鉢で彩り、紅白のイチゴや国体マーク、栃の葉のパネルを配した。

 この日は、会場装飾を担う作業員が当日の咲き映えを想定し、つぼみの多い鉢を搬入した。水を補充する細いホースを鉢に差し込むなどし、手際よく作業を進めた。仕上がりを確認した県施設調整課の垂石彰(たれいしあきら)課長補佐(54)は「栃木の良い物を詰め込んだ素晴らしい装飾になった。皇室の方の来場を心待ちにしたい」と話した。

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