開業3日間の平均乗車率50% 西九州新幹線 3万2000人が利用

 JR九州は26日、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の開業から3日間(23~25日)の利用者が計約3万2千人だったと発表した。平均乗車率は50%。在来線特急かもめの諫早-長崎と比較した場合、前年の同じ曜日の約4.4倍、新型コロナウイルス禍前の2018年の約1.4倍となった。
 23日は約1万4300人(乗車率66%)、24日は約9千人(同42%)、25日は約8900人(同41%)が乗車した。最も利用が多かったのは、開業日の下り一番列車「かもめ1号」で483人(同124%)。上りは同日の「かもめ2号」で415人(同106%)だった。
 JR九州によると、3日間は運休や大幅な遅延はなく、武雄温泉駅での在来線特急との乗り換えは、混雑はあったが目立った混乱はなかったという。同社は「3連休でたくさんの催し物もあり、多くの利用があった。引き続き多くの方に利用いただけるよう盛り上げていきたい」とした。


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