JR東、特急「湘南」使って鮮魚輸送 小田原から都内まで 10月4日から定期実施

JR東日本

 JR東日本横浜支社は、小田原漁港(小田原市)で水揚げされた鮮魚を毎週、東海道線の特急「湘南」に積んで都内まで届ける取り組みを10月4日から始める。これまでも同様の実証実験を行ってきたが、定期実施は同支社で初めて。

 輸送するのは、当日水揚げされた魚で2箱程度。車内販売用の準備室を活用し、毎週火曜日の午前8時25分小田原発、同9時32分東京着の列車で運ぶ。同11時ごろから、東京駅構内の鮮魚小売店「sakana bacca」で販売する。輸送費は、小田原の卸売業者が支払うという。

 新幹線や特急列車を使って荷物を輸送するJR東日本グループのサービス「はこビュン」の一環で、今回は小田原市と連携して実施。同支社の担当者は、「小田原漁港で水揚げされる魚の種類は豊富。今後も、小田原の食の魅力を発信していきたい」と話している。

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