「ニヤニヤが止まらない」 あなただけのオーダーメードまくら “スリープマスター” がアドバイス

「秋の夜長」とはいうものの、睡眠不足は健康の敵!

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今回のテーマは、『人気上昇中! あなただけのオーダーメイドまくら』です。カルテ作りに細かな測定、高さ・柔らかさの調整で快眠を…。

オンリーワンの逸品「オーダーメイドまくら」が注目されています。

体験してみて、効果をとても期待しました。まくら作りに欠かせないのが、眠りの専門家による1人ひとりの特徴の分析なんです。

そごう広島店にある「西川ショップ ネムリウム」です。ここでは「眠りの相談所」を設けて、快眠に向けたアドバイスをしています。

その道30年、「スリープマスター」の肩書きを持つ柳川 郁子さんにオーダーメイドまくらについて聞きました。

スリープマスター 柳川 郁子 さん
― オーダーメイドまくらとは?
「みなさん、顔が十人十色あるように、たとえば左右の肩幅が違う方がいらっしゃれば、後頭部が出る方、首の山がある方といった形で骨格も違いますので、既製品のまくらと違って、ご自身にピッタリ合ったまくらを作りませんかっていうふうになるのが、オーダーメイドのまくらになります」

「まくらの高さが合わなかったりすると、朝起きた時にまず、首や肩のこりを感じます。ひどい方になりますと、朝から頭痛がして仕方がないとおっしゃられる方もいらっしゃいますね」

以前は、シニア世代が購入の中心だったそうです。しかし、コロナ禍での不安や運動不足により、「眠り」に関心が集まり、今は20代を含む幅広い層が、ここを訪れるようになっているそうです。

売り上げもコロナ前の1.5倍程度と好調だといいます。今のまくらがしっくりこないので、わたしも体験することにしました。

まずは、カルテ作りです。寝る姿勢や使用しているまくらの素材、使用年数などを記入し、現状を把握します。

続いて、まくらの高さを決めるため、体型のクイック計測です。撮影してデータを取ります。

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「少しだけ、ずれていらっしゃるのがわかります? 足型を合わせているけど、ちょっとだけ」

続いて、測定器で本格計測します。

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「はい。計測終了です」

― 早い。あっという間です。
「はい。リラックスしてください」

これで、わたしに合うまくらが、高いか、低いか、中くらいか、わかるのだそうです。

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「首の山、そうですね、一番高いところでこちらになりますので、ぐーっと、これを下ろしていくと約3センチ。ということは、河村さんのまくらは首も後頭部も低いまくら」

この段階で、わたしのまくらは3段階の中で低い方がいいと診断されました。

いよいよ、ベッドで横になり、まくらを調整しますが、その前にまくらの使い方の基本を学びました。

柳川
「頭を軽く上げてください。まくらをご自身の方に引き寄せてください。で、頭を下ろしてください。そうすると、肩とまくらがぴったりフィットして、首のすき間がなく、支えていると思います。いかがですか?」

河村 綾奈 キャスター
「ぴったりです。しかも首も安定感があります」

そう、覚えておきましょう。「まくらは頭を乗せるものではなく、首を支えるもの」なんです。

次に、いよいよ、かたさを決めていきます。

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「まくら、チェンジします」

異なる素材で3回ほど試したところ…

河村 綾奈 キャスター
「おー! なるほど」

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「実を言うと、お好みのかたさのまくらに出会ったとき、みなさん、微笑まれたり、声を上げられる典型を今、されました。このかたさ、好きですか?」

河村 綾奈 キャスター
「もう、ピッタリきました」

試された素材は、3種類。綿とパイプと化粧に使うパフを砕いたもの。気に入ったのは、パフでした。

そして、最終の工程。上下左右の7か所に1センチ幅のシートを入れて、最終の高さを決めていきます。決まった高さでシートを並べたのが、こちら。

左右の肩に高さの差がありましたが、重いものを右肩で担ぐなどの理由で、ほとんどの人が均等とはならないそうです。

この高さに合わせて、まくらに備長炭パイプを入れて微調整していきます。値段はパフなどレギュラー素材を使ったもの6種類が税込みで2万7500円。羽毛などを使った2種類が3万8500円。柳川さんによれば、レギュラーで十分だそうです。

そして、カルテからおよそ50分後…

スリープマスター 柳川 郁子 さん
「完成いたしましたので、ご試着いただきましょう」

河村 綾奈 キャスター
「あー! 気持ちいい」

― 夜、寝るのが楽しくなりそうですか?
「なりそうです。1日中、動かない気がします」

ー お仕事、困っちゃいますね。
「もうベッドからたぶん離れられないくらい。今、もうピッタリです。本当に肩から上含めて。ニヤニヤが止まらないです」

スリープマスターの柳川さんによりますと、アフターケアが大切だということです。自分の姿勢とはいえ、常に違ってくるので、購入1か月後には必ずチェックしに来店してほしいということです。その後は年に1~2回でいいそうです。この秋、わたしは快適に眠りたいと思います。

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