JR西 広島に中国統括本部を開所 3支社業務集約 現場の人数は維持

看板を除幕した蔵原本部長(右から2人目)ら

 JR西日本は、中国地方3支社の人事や総務、線路保全などの業務を集約した「中国統括本部」(広島市東区上大須賀町)を新設し3日、開所式を行った。新型コロナウイルス禍などによる旅客減少を受け、1日に行った組織再編の一環。

 式には社員約50人が出席。蔵原潮本部長らが看板を除幕した。蔵原本部長は「組織を再編しても鉄道運行現場の人数は変わらない。地域の方々と接点を持ち、安心安全で快適な輸送サービスを提供したい」と話した。

 同本部は岡山、広島、米子(山陰に1日改称)の3支社の機能の大部分を統合した。岡山支社は大幅に規模を縮小し、ローカル線の存廃を含めた在り方の検討や自治体、企業との協議、観光振興に専念。管轄エリアは岡山県と広島県東部などから岡山県内のみとなった。

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