第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第4日は4日、小山市の県南体育館ほかで14競技を行い、栃木県勢は空手が団体組手決勝で東京を3-1で下し初優勝。競技別男女総合と女子総合でも初の栄冠に輝いた。剣道は前日の少年種別に続いて成年女子が初優勝し競技別の女子総合優勝を決めた。セーリングは成年女子国体ウインドサーフィン級の小嶺恵美(こみねめぐみ)(県スポーツ協会)が女王の座に就いた。
◇とちぎ国体の最新記事、Web写真館はこちらから
空手道は勝者が男女総合優勝となる決勝で先鋒(せんぽう)・根岸航太郎(ねぎしこうたろう)(埼玉栄高)、次鋒・澤江優月(さわえゆづき)(帝京大)が勝利。2-1で迎えた大将戦でチームキャプテンの大将・佐合尚人(さごうなおと)(高栄警備保障)が9-4で勝って優勝を決めた。
剣道は初戦からの4試合を全員が無敗で勝ち上がり決勝は愛知に2-0。先鋒・竹中美帆(たけなかみほ)(県スポーツ協会)が2本勝ち、中堅・飯塚瞳(いいづかひとみ)(さくら清修高教)が1本勝ちで決めた。
セーリングは6レースの結果で争われる予定だったが風の影響で4レースが不成立に。2日の2レースを終えてトップに立っていた小嶺の優勝が決まった。
ボートは少年女子シングルスカルの飯塚百合子(いいづかゆりこ)(東京・成立学園高)が4分5秒89をマークし準優勝。セーリングの成年男子国体ウインドサーフィン級の小松大悟(ホンダ)も3位に食い込んだ。
期待が集まったスポーツクライミングは成年男子の楢崎智亜(ならさきともあ)(県スポーツ協会)・明智(めいち)(同)兄弟がボルダリング3位、リード4位で入賞。少年は女子ボルダリングで葛生真白(くずうましろ)(小山西高)・篠崎由希(しのざきゆうの)(真岡北陵高)組が3位で表彰台に立った。