長く世界最高クラスのチームとして活動してきたマンチェスター・ユナイテッド。そこには多くのスター選手が所属してきた。
今回は『Planet Football』から「元マンチェスター・ユナイテッドでまだ現役を続けていることが忘れられている選手たち」をご紹介する。
ベベ
現在:ラージョ
年齢:32歳
アレックス・ファーガソン監督が獲得した選手の中で最も奇妙な男といえるベベ。孤児であったためにホームレス・ワールドカップのメンバーにも誘われたという彼は、カルロス・ケイロスに引き抜かれてユナイテッドへやってきた。
2014年に退団するまでほとんど活躍はできなかったが、その後はポルトガル、トルコ、スペインでプレーして非常に堅実なキャリアを築いていた。今はラダメル・ファルカオと同僚。
アンデルス・リンデゴーア
現在:ヘルシンボリ
年齢:38歳
マンチェスター・ユナイテッドで5シーズンを過ごしたデンマーク代表GKのリンデゴーア。プレミアリーグ優勝も経験し、2012-13シーズンには10試合でプレーした。常にファン・デル・サールとダビド・デ・ヘアのサブを務め、成功をバックアップしていた。
ユナイテッドを去った後はWBA、プレストン、バーンリーに所属し、その後スウェーデンの名門ヘルシンボリに入団。現在もセカンドキーパーとしてプレーしている。
フェデリコ・マケダ
現在:アンカラギュジュ
年齢:31歳
アストン・ヴィラ戦で途中出場から突然ゴールを決めたフェデリコ・マケダ。次なるスター選手として大きな評価を受けたものの、その後はブレイクできず。
2014年に退団してからはカーディフ・シティ、ノッティンガム・フォレスト、ノヴァーラ、パナシナイコスを渡り歩き、20代後半になって再び活躍。今年はトルコのアンカラギュジュへと移籍している。
ラファエウ・ダ・シウヴァ
現在:ボタフォゴ
年齢:32歳
マンチェスター・ユナイテッドにおいて最も偉大な選手ではないだろうが、ファンから最も愛された選手の一人であることは間違いない。双子のファビオとともに加入し、何年もサイドバックとして活躍した。
2015年に退団後はフランス・リーグアンのリヨンでプレーし、2020年からはトルコのイスタンブールBBに所属。昨年母国ブラジルに戻り、ボタフォゴへと加入した。アキレス腱の断裂で7ヶ月もの離脱を経験したものの、先日復帰に成功している。
ゾラン・トシッチ
現在:FCトボル
年齢:35歳
2009年にマンチェスター・ユナイテッドは彼を獲得するために多大な努力をし、労働許可証をなんとか取得するために手を尽くした。しかしトシッチは2回しか出場せず、1年後に退団することに。
ケルンへのローン移籍を経験した後、CSKAモスクワで長くプレーし、2017年には古巣のパルチザンへと復帰。2020年には短期間中国で戦ったがすぐ退団し、2021年からはカザフスタンの強豪FCトボルへ。
ガブリエル・オベルタン
現在:シャーロット・インデペンデンス
年齢:33歳
ボルドーで若くして台頭した「NEXTアンリ」。マンチェスター・ユナイテッドが若くして引き抜いたが、そのスピードをオールド・トラッフォードで生かすことはできなかった。
退団してからはニューカッスルでプレーしたがそれほどインパクトは残せず、その後アンジ・マハチカラ、ウィガン、レフスキ・ソフィア、エルズムスポルと欧州各国を旅した。そして昨年からはアメリカの独立リーグを戦うシャーロット・インデペンデンスに所属。
リー・マーティン
現在:35歳
年齢:ドーヴァー・アスレティック
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育成された左利きのMF。トップチーム昇格後は多くのクラブにローン移籍をしたが、2008-09シーズンにプレミアリーグでプレーした。
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2009年夏に退団したあとはイプスウィッチ・タウンやチャールトン、ミルウォール、ノーザンプトン・タウン、ジリンガム、エクセター・シティ、エブスフリート・ユナイテッドを渡り歩き、今年6部リーグのドーヴァー・アスレティックに加入した。