第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第8日は8日、那須塩原市の地方競馬教養センターほかで17競技を行い、県勢は馬術の成年男子自由演技馬場馬術で鈴木直人(すずきなおと)(鍋掛牧場)が頂点に立った。同種目の県勢の優勝は初めて。陸上成年男子砲丸投げの武田歴次(たけだれいじ)(県スポーツ協会)、自転車女子500メートルタイムトライアルの荒牧聖未(あらまきさとみ)(日本競輪選手会栃木支部)、同成年男子ケイリンの町田颯(まちだそう)(日大)、カヌースラローム成年男子カヤックシングルの斎藤康祐(さいとうこうすけ)(県スポーツ協会)が2位となった。
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馬術の鈴木は演技の正確さや美しさで圧倒、最終得点率71.020%の好記録を打ち立てた。陸上の武田は、5回目にトップと22センチ差に迫る18メートル17を投げた。
自転車の荒牧は37秒233で走破。町田は3番手からゴール前で追い上げた。カヌーの斎藤は旗門を通過する技術とタイムを競う種目で、後半の急流を見事にクリアした。
このほか馬術成年男子国体総合馬術の駒津真希(こまつまさき)(栃の葉乗馬クラブ)が障害飛越で全体2位のタイムをマークしトータル3位。カヌースプリント成年女子カヤックシングルの森山和佳奈(もりやまわかな)(県スポーツ協会)、同スラローム成年女子カヤックシングルの富沢(とみざわ)くるみ(同)も3位入賞を果たした。
馬術成年女子標準障害飛越の広田思乃(ひろたしの)(那須トレーニングファーム)、カヌースプリント成年男子カナディアンシングルの八角周平(ほすみしゅうへい)(県スポーツ協会)、陸上成年男子100メートルの水久保漱至(みずくぼそうし)(第一酒造)が4位入賞。日本新記録が誕生したライフル射撃少年女子ビームライフル立射では小林和奈(こばやしかずな)(真岡北陵高)も表彰台に迫る4位と健闘した。