柔道成年男子が初優勝 銃剣道と馬術2種目でも栄冠【動画】 いちご一会とちぎ国体

柔道成年男子で優勝し、笑顔を見せる栃木県選抜の(左から)北野、長島、熊代、斎五澤、山本=9日午後0時45分、宇都宮市のユウケイ武道館

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第9日は9日、宇都宮市のユウケイ武道館ほかで18競技を行い、栃木県は柔道の成年男子、銃剣道の少年男子がともに初優勝を飾った。馬術は少年自由演技馬場馬術の渡辺心(わたなべしん)(鍋掛牧場)が同種目で県勢初の優勝。同成年女子トップスコアは、増山久佳(ましやまひさか)(小山乗馬クラブ)が前回の2019年茨城国体に続き連覇を達成した。

◇とちぎ国体の最新記事、Web写真館はこちらから

 柔道成年男子は宮崎との決勝を1-1で内容勝ち。先鋒(せんぽう)山本達彦(やまもとたつひこ)(北関東綜合警備保障)が技ありで優勢勝ちすると、その後は引き分けでつなぎ、大将北野裕一(きたのゆういち)(アドヴィックス)が敗れたものの内容で上回った。

 銃剣道少年は成年種別を含め初の栄冠。先鋒大森丈瑠(おおもりたける)、中堅真鍋翔吾(まなべしょうご)、大将斎藤広人(さいとうひろと)の文星付高の3人が実力を発揮し、準決勝、決勝を圧勝した。

 国体初出場の馬術・渡辺は軽快な演技を披露し、増山は高難度の障害を多くクリアした。

 このほかカヌースラロームのカヤックシングル(15ゲート)で成年男子の斎藤康祐(さいとうこうすけ)、成年女子の富沢(とみざわ)くるみ(ともに県スポーツ協会)が準優勝。陸上成年女子走り高跳びの竹内萌(たけうちもえ)(同)、馬術成年男子国体大障害飛越の広田龍馬(ひろたりゅうま)(那須トレーニングファーム)、少年ダービーの瀧田玲(たきたれい)(同)も2位に入った。

 ソフトボールはホンダ単独の成年男子と成年女子、少年女子の栃木県選抜がそれぞれ3位。ボクシングは少年男子バンタム級の亀田昇吾(かめだしょうご)、同ウエルター級の市村奏太(いちむらそうた)(ともに作新学院高)も3位に食い込んだ。

銃剣道少年男子で初優勝を飾り、賞状を掲げて喜ぶ栃木県チームの(左から)大森、真鍋、斎藤=9日午後4時40分、壬生高体育館
馬術成年女子トップスコアで同種目連覇を果たした栃木県の増山=9日午後2時30分、那須塩原市の地方競馬教養センター
馬術少年自由演技馬場馬術で県勢初の優勝を果たした栃木県の渡辺=9日午後0時15分、那須塩原市の地方競馬教養センター

© 株式会社下野新聞社