オオサンショウウオの「交雑種」 さらに22匹発見 広島

ことし5月、広島市の八幡川付近で見つかった5頭のオオサンショウウオが、県内で初めて「交雑種」と確認されていましたが、広島市と安佐動物公園などは、さらに22頭が確認されたと発表しました。

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オオサンショウウオの「交雑種」は、国の特別天然記念物オオサンショウウオと中国由来のオオサンショウウオが交配したものです。

発表によりますと、8月5日から先月29日まで八幡川の魚切ダム上流部を調査したところ、22頭の「交雑種」が確認されたということです。

広島市などは、今回の調査で交雑種が八幡川の水系で一定の広がりを見せていることが確認されたとして、文化庁と協議のうえ、実態調査などの対応を検討していくとしています。

【調査について】
●期間 8月5日~9月29日
●場所 八幡川の魚切ダムより上流部(支流含む)
●調査結果概要
5月13日の発見時に登録した7頭を含め計34頭の個体が見つかり、このうち在来種は7頭で、残る27頭が交雑種であった。また、交雑種は26頭が全長637mm~1020mmの成体で、1頭は225mmの幼体であった。

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