リレーや綱引き 世代超え汗流す 奈義で町民運動会 5年ぶり開催

新種目のバケツリレーに汗を流す参加者たち

 第53回奈義町体力づくり町民運動会(岡山県奈義町などでつくる実行委主催)が、柿の町総合運動公園で5年ぶりに開かれ、幼児から高齢者まで約千人が世代を超えて楽しんだ。

 町内19地区を3チームに分け、綱引きや大縄跳び、玉入れなど9競技を9日に実施。災害に備えた新種目のバケツリレーでは、水の入ったバケツを20人でつなぎ、25メートル先にある容器(120リットル)をいっぱいにするタイムを競った。出場者は隣の人に「はい」「任せたよ」と息を合わせて素早くバケツを運んだ。

 最終種目の年代別リレーでは、抜きつ抜かれつのデッドヒートに大きな声援が送られた。会社員男性(26)=奈義町=は「年齢問わず、優勝に向かって協力し合うことで地域の絆がより深まった」と話していた。

 2018、19年は台風、20、21年は新型コロナウイルス禍で中止した。

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