福井県の奥越地方特産のサトイモの集荷が10月19日、大野市のJA福井県奥越基幹支店の選別所で始まり、初出荷された。巨大な機械の上をゴロゴロと転がるサトイモが大きさや形ごとに選別され、箱詰めされた。20日に福井市中央卸売市場などで初競りが行われる。
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選別所では大野市上庄地区で栽培される「上庄さといも」と、同地区以外の大野、勝山市の「越前さといも」を一手に担っている。JA福井県によると、奥越のサトイモは寒暖の差で身の締まりがよく煮崩れしないのが特長で、今年は病害虫の発生が少なく雨も十分に降り、大粒に育った。
集荷は12月25日まで。県内を中心に岐阜、大阪、東京へ計853トンの出荷を見込んでいる。担当者は「鍋やみそ汁の具材にして味わって」と話している。