赤、白、黄… 丹精の菊に秋の風情 烏城公園で愛好家500鉢披露

愛好家が丹精込め、ほころび始めた大菊

 愛好家が丹精込めた岡山市花の菊を披露する「おかやま菊花大会」(市、おかやま菊花協会主催)が20日、同市北区丸の内の烏城公園で始まった。大小の花を咲かせる約500鉢が秋の風情を漂わせる。11月9日まで。

 岡山と玉野、瀬戸内市の協会員18人が、赤、白、黄色の大輪を付ける16鉢を階段状に飾る「大菊大花壇」や、盆栽仕立ての小菊5鉢で構成する「盆栽花壇」などの計14部門に出品。11月3日の岡山城リニューアルオープンを祝い、城の模型を添えた盆栽、びょうぶのように広がる小菊を合わせた作品もある。

 初日に訪れた来場者(77)=岡山市南区=は「菊の花を見ていると癒やされ、育てた方の情熱も感じる」と話した。

 協会によると、今年は暑い日が続いて開花が少し遅れており、今月末から11月初めが見頃という。入場無料。午前9時~午後5時。最終日は午後2時まで。

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