JR宇都宮駅前に初代横綱現る “本人”と同じ221センチ

除幕を行うライオンズクラブ関係者と来賓

 宇都宮東ライオンズクラブは22日、JR宇都宮駅東口に宇都宮出身の大相撲初代横綱明石志賀之助(あかししがのすけ)の石像を建立し、除幕式を行った。

 同クラブ結成50周年記念事業。次世代型路面電車(LRT)の発着点である同駅東口の新たなシンボルとして企画した。

 明石志賀之助は江戸時代初期、宇都宮藩主の家臣の次男として生まれたと伝わる。身長221センチ、体重225キロの巨漢で、負け知らずの人気力士となり、最強の称号である「日下開山(ひのしたかいざん)」を与えられたとされる。

 白御影石製の石像は、台座を除いた高さが志賀之助の身長と同じ221センチあり、まわしを着け、左手を掲げた威風堂々のたたずまいをしている。LRTの発着点、宇都宮駅東口交流拠点施設の一角に設置された。

 除幕式には、船田元(ふなだはじめ)衆院議員、福田富一(ふくだとみかず)知事、佐藤栄一(さとうえいいち)市長ら来賓と、ライオンズクラブ関係者らが出席した。同クラブの関本順一(せきもとじゅんいち)会長は「宇都宮の象徴として、まちの発展と活性化の一助となるよう願いを込めて設置した」とあいさつ。来賓らと除幕を行い、完成を祝った。

威風堂々とした明石志賀之助の石像

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