お得なタクシー券 岡山県また販売 割引率アップ、11月から3万冊

岡山県庁

 岡山県は24日、1500円分のプレミアム付きタクシー券を11月1日から販売すると発表した。新型コロナウイルス禍で打撃を受ける事業者支援が狙い。昨年度に続く発行で、割引率を25%から37.5%にアップさせ、3万冊を用意する。使用期限は来年1月31日。

 500円券の8枚つづりで1冊4千円分を2500円で販売する。県内事業者が運行する車両(福祉限定を除く)で使える。コンビニ大手ローソンの発券端末や旅行代理店、スーパーなどで取り扱い、なくなり次第、終了する。

 中国運輸局の調査では、8月の管内タクシー事業者の売り上げはコロナ禍前の約7割の水準に低迷。県は9月定例県議会でタクシー券発行事業費として5300万円を予算措置していた。

 岡山市が8月に発売した同様のタクシー券5万冊は約2カ月で完売。県はニーズが引き続き高いとみており「多くの人に活用してもらい、苦境に立つ事業者を支えたい」としている。

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