お手柄!警察犬ボル 行方不明の80代男性を発見 長崎・大浦署

江口署長(左)から感謝状を受け取った長田さん(中央)とボル(手前)=大浦署

 大浦署は20日、長崎市内で行方不明となった男性の発見に貢献したとして、西彼長与町吉無田郷の嘱託警察犬指導手、長田俊夫さん(75)と嘱託警察犬の「ボル オブ キューホク」(8歳)に感謝状を贈った。
 同署によると、9月1日午前8時55分ごろ、「80代男性の姿が見当たらない」と関係者が同署に通報。要請を受けた長田さんとボルが午前11時ごろから、男性が使っていた枕や靴のにおいを頼りに捜索を開始。午後0時5分ごろ、山あいの道から約15メートル下に横たわっていた男性を発見した。
 ボルはシェパードの雄。生後半年から訓練を受け始め、1歳で嘱託警察犬デビューした。長田さんいわく「おとなしく、誰にでも懐く性格」。これまで3回感謝状を受けている。
 長田さんは2007年、指導手に登録し、昼夜問わず呼ばれると現場に向かう。「好きで始めた仕事だから苦にならない」。江口正広署長から感謝状を受け取った長田さんは「ありがたい。また次も頑張ろうと励みになる」と話した。


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