G7広島サミット見据え アパホテル名物社長に戦略聞く

広島市にヒルトンがグランドオープン。こうした中、広島に第3、第4のホテル建設を予定しているアパホテル。その狙いをアパホテルの元谷芙美子社長に直撃しました。

都築亮輔記者

「広島駅のすぐ横、フタバ図書があったこの場所に、新しくアパホテルが建設されます。まだ工事は始まる前ですが、敷地を見るだけでもその広さがわかります。」

2026年の春に開業予定のアパホテル&リゾート広島駅前タワー。地上30階建てで客室数は600室を予定しています。他にもプールや大浴場大型レストランなども入るということです。

都築亮輔記者

「広島駅新幹線口から歩いてすぐの場所にあるこの付近にも、新しくアパホテルが建設されるということです。」

2024年に客室数294室のアパホテル広島駅新幹線口が…。そして同じ2024年にはカープロードにも客室数242室を備えたアパホテル広島駅スタジアムが開業する予定です。

広島駅のまわりだけでも新たに3つのホテルを開業し、広島市に5つのホテルを展開することになるアパホテル。その狙いを元谷芙美子社長に聞きました。

アパホテル・元谷芙美子社長

「非常に広島駅前近辺は宿泊需要のおう盛なところでありますし、魅力的なエリアであります。今後もお客様の集客が期待できるという、そういう戦略のもと私たちドミナント(集中出店)戦略と申しあげてるんですが。出店攻勢を新たにまたかけさせていただくということに決めました。」

アパホテルは2008年に広島駅から徒歩3分の老舗ホテルを買い取り1号店を開業させました。2016年に当時中四国最大級の客室数となるアパホテル広島駅前大橋を開業させます。

アパホテル・元谷芙美子社長

「みなさん、私が社長です。」

アパグループ・元谷外志雄代表

「広島はこのあと爆発的に海外旅行者が増えてくると確信を持っています。」

当時はこんな大きなホテルを建てることに勝算はあるのかなど厳しい意見もあったということです。

アパホテル・元谷芙美子社長

「世界に平和を望む、そしてその後(被爆後)繁栄している県として来ていただきたいという思いがありますし、絶対に世界的にこれからさらに(広島が)有名になって世界各国から来ていただけるという、そういう勝算があるとお答えしました。」

その言葉を表すようにコロナ禍から抜け始めた観光客が戻りつつある2022年3月以降はホテルの稼働率は月90%を超えるということです。

また今後期待をかけるのは2023年5月に広島で開催されるG7サミットです。

アパホテル・元谷芙美子社長

「経済効果だけじゃなく、開催地として広島がメディアで世界的に取り上げられるいい機会でございますし、これから広島が世界に向けてどんどん知名度認知度が向上していくと確信しています。」

新たに3つのホテルが予定通り開業すれば総客室数が広島県内トップとなるアパホテル。さらに今後も魅力的な新規出店を検討するということです。

© 広島ホームテレビ