栽培40年で初開花! 「モンステラ」の花に興味津々 長崎の若浦さん宅

珍しそうにモンステラの花を見つめる次男の有希ちゃん=長崎市中園町

 長崎市中園町の会社員、若浦雄也さん(37)の自宅の玄関先で、亡き祖父の代から40年以上育てる観葉植物のモンステラが初めて開花した。もう一つのつぼみが開くのも家族で心待ちにしている。
 花の長さは次男、有希ちゃん(4)の顔より大きい23センチ。発見者で長男の光希君(8)=市立西浦上小3年=が10日ごろ気付き「葉っぱが丸まっているのでは」と家族で話していた。次第につぼみであることが分かり、24日朝に一つめが開花した。
 佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)によると、モンステラはサトイモ科で高温多湿を好む。独特な切れ込みがある大きな葉が特徴。同園によると、原産地の熱帯地方に比べ気温が低い長崎の屋外で育ったモンテスラの開花は珍しいという。
 妻の弥里さん(36)は「花言葉も『うれしいお便り、壮大な計画』。祖父が何かいい知らせを伝えようとしているのかも」と思いを巡らせている。


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