栃木県勢、23個の金メダルラッシュ 水泳4人が2冠達成 いちご一会とちぎ大会(障スポ)

水泳女子25メートル背泳ぎ決勝 大会記録を更新して優勝し、ガッツポーズする落合=29日午後2時、日環アリーナ栃木屋内水泳場

 第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」(障スポ)は29日、宇都宮市の日環アリーナ栃木ほかで各競技を行い、水泳は肢体不自由者女子2部の落合有佳利(おちあいゆかり)(宇都宮)を筆頭に4人が2冠を達成。初日は5競技19人が頂点に立ち計23個の金メダルラッシュとなった。

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 落合は25メートル背泳ぎで21秒13の大会新記録を出し、25メートル自由形も中盤から抜け出して他を寄せ付けなかった。同男子2部の斎藤靖(さいとうやすし)(真岡)は25メートル背泳ぎと25メートルバタフライでそれぞれ栄冠を手にした。このほか単独で泳いだ同斎藤一法(さいとうかずのり)(宇都宮)、肢体不自由者女子2部の小塙美紀(こばなわみき)(益子)がそれぞれ2冠。同1部の吉原未来(よしはらみき)(日光)は25メートル自由形を制した。

 陸上は知的障害者少年男子200メートルを臼井悠斗(うすいゆうと)(宇都宮)が23秒70で制し、2017年愛媛、前回の18年福井大会に続き3連覇を果たした。開会式で選手宣誓した加藤凜香(かとうりんか)(同)は肢体不自由者女子1部200メートルで優勝した。

 フライングディスクは男女共通で争われるアキュラシーディスリート・ファイブの古口正文(こぐちまさぶみ)(同)ら5人が王座に就いた。卓球は一般卓球精神障害男子の酒井恒夫(さかいつねお)(那須烏山)が不戦勝を含むリーグ戦3連勝で初出場初優勝を飾った。

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