巨大アート写真 倉敷の商店街彩る 「ときめき」と「ねこ」テーマ

感性が光る55点の大型写真で彩られた倉敷駅南の商店街

 全国公募で選ばれた大型写真を飾る「倉敷フォトミュラル」(倉敷市文化振興財団などでつくる実行委主催)がJR倉敷駅南の商店街で開催されている。「ときめき」「ねこ」をテーマに人物や動物を捉えた秀作がアーケードを彩り、道行く人たちの目を楽しませている。11月13日まで。

 2004年創設で18回目(20年は新型コロナウイルス禍で中止)。「ときめき」部門に173人の662点、「ねこ」部門に211人から812点の応募があり、写真評論家飯沢耕太郎さん=東京=が計55点を選んだ。

 2種類の布(縦2.9~1.9メートル、横3.7~2.0メートル)にプリントし、商店街約500メートル区間につり下げている。黄色い花を見つめるネコ、愛らしいクマのぬいぐるみ、真っ赤なポピーなど、どの作品もそれぞれの感性が光る。

 浜松市から観光で訪れ、見上げていた美容師(55)は「1枚1枚違う表情。癒やされる」と話していた。

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