越前焼4000個で癒やしの光…イルミネーション陶あかり2022、福井県陶芸館で開催

ひな壇に千個の陶あかりを並べた「大段飾り」=10月26日夜、福井県越前町小曽原の福井県陶芸館

 越前焼の間接照明「陶あかり」4千個を並べたイルミネーションイベントが10月29日から、福井県越前町小曽原の福井県陶芸館で行われている。館内の日本庭園「幽石庭」を、オレンジ色の柔らかく幻想的な光で包み込む。

 「陶あかり」は今夏の体験教室の参加者による手作り作品。高さ15センチほどのドーム形で、それぞれ側面に丸やハート、猫の形をした穴が開けられている。

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 冬のにぎわいづくりなどを目的に2019年から始めた催しで、今年は高さ2.5メートル、幅3.8メートルのひな壇に千個を並べた「大段飾り」を新たに設置。恒例の陶あかりタワーや、和傘のライトアップなどもあり、訪れる人たちに癒やしの空間を提供する。26日夜には試験点灯が行われた。

 年末年始を除く2023年1月29日までの土、日、祝日の午後5時~同8時に点灯。入場料一般800円、高校生以下400円、未就学児は無料。問い合わせは県陶芸館=電話0778ー32ー2174。

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